京都の紅葉シーズンはどこも人でごった返していますが、今回は、東山にある金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)の境内の中でも、
特に静寂に包まれた塔頭寺院、霊摂院(りょうしょうじ)に行ってきました。
メジャーな観光地では味わえない、奥ゆかしい紅葉の美しさに心を奪われました。
- お寺の名前、なんて読む?【基本情報】
まず、このお寺の名前ですが、大阪の北摂(ほくせつ)地域にすんでる私にとってはとくに間違えやすいです。
【お寺の名前の読み方】
霊摂院:りょうしょうじ と読むんだそうです。
なんでなのと思いましたが名前はしょうがないですね。 - 静かに息づく古都の歴史【霊摂院の歴史】
霊摂院の創建は古く、金戒光明寺の歴史と密接に結びついています。
このお寺が属する金戒光明寺は、浄土宗の宗祖である法然上人が最初に念仏を唱えた地とされ、京都でも特に重要な位置を占めています。
霊摂院自体も、本山である金戒光明寺の歴代住職や高僧にゆかりの深い寺院として、長い間静かに信仰を集めてきました。
特に、霊摂院の庭園は、その歴史の深さを反映するように、派手さはありませんが、訪れる人を静かに迎え入れる古都の侘び寂びを感じさせてくれます。紅葉の赤が、苔の緑や古い石灯籠と織りなすコントラストは、まさに幽玄の世界です。
- 穴場だからこそ今がチャンス!
永観堂や清水寺といった超有名スポットの紅葉は、朝早くから夜のライトアップまで大混雑が避けられません。
帰りがけの夕方に東寺のライトアップを待ち望む行列を見て愕然としました。しかし、霊摂院はまだ「知る人ぞ知る穴場」です。
人が少ないからこそ味わえる贅沢
独り占めできる時間: 広い庭園の中で、時折立ち止まって紅葉の葉が落ちる音を聞いたり、静かに写真を撮ったりする時間を楽しめました。
落ち着いた雰囲気: 大勢の観光客に急かされることなく、自分のペースでじっくりと紅葉を鑑賞できます。
光の美しさ: 木漏れ日が紅葉を透かし、まるでステンドグラスのように輝く瞬間は、まさに静寂な場所ならではの特別な体験です。
この人気度が低い今のうちに訪れるのが、最高の紅葉体験をするための決定版と言えるでしょう。これから人気が高まる可能性も十分ありますので、ぜひ今のうちに訪れてみてください!
訪問のまとめ
霊摂院(りょうしょうじ)は、人混みを避けて京都らしい静かで奥深い紅葉を楽しみたい方に、心からおすすめしたいスポットです。
金戒光明寺の広大な境内を散策し、最後に静かな塔頭で心を落ち着かせる、そんな大人の紅葉狩りを体験してみてはいかがでしょうか。


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